<AEDの常備>

 AED(Automated External Defibrillator)とは、
電気ショックが必要な心臓の状態(VFかVTか)を自動的に判断し、VFであれば体外から心臓に電気ショックを与えるための器械です。
 成人(8歳以上)の突然死の死因の大半が心臓疾患(心臓突然死)で、その殆どが心室細動(VF)という病気(心臓のケイレン)です。
※心室頻拍(VT)は、心拍数が120回/分以上の頻脈になることです。

 日本では2004年の7月に、厚生労働省が 「緊急事態の時は医師以外の一般市民もAEDの使用を認めてもよい」 と都道府県に通達を出しました。
 それ以降、一般の方にもAEDを用いた救急蘇生の講習会を受講できる機会がかなり増えました(運転免許講習や、市民講座など)。
 当院でもこのAEDを2005年4月末から備え付けています (出来れば交換用バッテリーが少し安くなってほしいです)。

 「傷病者が倒れてから3分以内に除細動器を使用できれば、7割以上の人が助かる」と言われています。
 当院のAEDに活躍の場があっては困りますが、当院の周りでそんな事態が起きたときは、活用して頂ければと考えております。